潮干狩り

その干潟の通称は「三本松」、はじめて聞いた人はその言葉の響きに違和感を覚えるだろうが、私にはピターとくる名前なのである。三本松には表と裏があり、表側は太平洋に面した磯浜、裏は波静かな入り江の渚（干潟）なのである。

そこは誰でも自由に入域できる所であり、季節によってはこぞって潮干狩りを楽しめるようになっていたのであった。

宝石のような「アサリ」

今どきスーパーで売っている「アサリ」といえば平凡な墨色や灰色の貝殻をまとったものが多いが、昔、大潟湾にいたアサリはまさに宝石のような貝殻をまとっていたものが多かった。しかし、だんだんと現在のようなアサリが多くなり宝石風のアサリは急速に減少してしまったのであった。（現在では普通のアサリも減少している様子）

ハクセンシオマネキ

この干潟には様々な生き物がいたが、なかでも珍しい生き物として絶滅危惧種の「ハクセンシオマネキ」がいるということで有名になっている。