テッポウエビ

大潟湾の干潟には所々に大きな捨石がありその石の下を住みかとしていたのがテッポウエビだった。近寄ると石の下から盛んに「パッチン」「パッチン」とこちらを威嚇してくるのであった。

 

みだりに捕獲しないで

子供のころ遊び半分でテッポウエビをつかまえてバケツに数匹入れていたら翌日には死んでいたという経験がある。これは海水中の生き物は繊細な生き物であり、生活環境が激変すると生きて行けないことを表している。子供ながらもそれに気づいたのでその後は遊び半分で海辺の生き物を捕まえないようにした。

観察は現地で行う

自然観察は現地で行うのが鉄則である。実際に干潟へ行っても様子を覗うだけにしなければならない、むやみに彼らの生活環境を壊してはならないのである。

テッポウエビはギンガハゼという魚と共生していることがネットで報告されているが、大潟の干潟では別のハゼとも共生している様子が見られた。

観察はデジタルカメラで行うようにしている。ただ観察するだけでは記憶が薄れてしまうからである。