クロダイ(大潟方言:チヌ)

この魚は日本近海に住んでいる身近な魚である。60年前には大潟の岸辺を悠々と群泳していた。しかし、現在では岸辺ではあまりみかけない、その理由は分からないが私の推定では干潟の環境が変化したからではないかと思われる。ただし、絶滅はせず、潮通しの良い岩礁海域や水深のある波止場に生活の場を変えて、悠々とたくましく生存しています。

鮎(あゆ)

日本人にとって身近な魚は他にもあり、鮎もまたたいせつな魚の一つであります。私は海釣りの体験はありますが、残念ながら鮎釣りの経験はありません。しかし、鮎は単なる釣りの対象魚ではなく一年という寿命の中で困難を極めながら挑戦して激流をさかのぼり、また下ってきて産卵し、次の世代に確実に命をつないでゆく逞しい姿は私たちも見習うべきであります。

メジナ(大潟方言:グレ)

この魚も身近な磯魚であります。四国では主として荒磯の岩礁域に住んでおり、海藻や小エビ等を主食としています。寿命は10年以下。