夕焼け
子供のころ、夕焼けの空を飛ぶカラスの姿を何度も見かけた。大潟湾の干潟で食事を済ませたカラスが矢剣山に帰る姿であったのだ。
行水(ぎょうずい)
真夏には行水があたりまえだった。弟と二人一緒にひとつのタライに入って「一番星みいつけた!!」などといいながらの楽しい行水であった。
朝のうちに屋外にタライを出して水を張っておくと、朝から晴れていたりしたら、夕方には水を足さないと入れないくらい水温が上がっていた。
ガラス製風鈴
昔、我が家の前に旅館があり、夏が近づくとその軒下にガラス製の風鈴がかけられて、涼しげな音色を奏でていた。
幼年ながら私はその音色になぜか懐かしさを感じていた。2~3歳のころであったと思う。