ステップ4
2時半ころに、船の汽笛が「ポー」となり、帆が張り終わったことを告げた。その瞬間、私が大観衆の中でまっさきに拍手を送ると、大観衆がどよめいて私に続いて拍手喝さいをしたのであった、訓練生は船べりに整列してヘルメットを打ち振り観客の声援に応えていた。楽しかった日本丸に別れを告げて港を後にした私たちは、徒歩で松山駅に向かうことにした、帰り道、前方から、日本丸を見ようとマイカー族が、次々と押し寄せてきていたが渋滞してたいへんな混雑になっていた。駅までの道のりは2kmくらいだったが、気温が26度くらいあって汗をかいた。そのため、駅でアイスクリームを食べたりしてから、宇和島駅発16時02分の特急宇和海20号(アンパンマン列車)で松山に帰ってきたのであった。