四季の雨牧場の朝おぼろ月夜ふじの山霞か雲か戻る
1 ただ一面(いちめん)に立ちこめた 牧場(まきば)の朝の霧(きり)の海 ポプラ並木(なみき)のうっすらと 黒い底(そこ)から勇ましく(いさましく) 鐘(かね)が鳴る鳴るかんかんと
2 もう起出した(おきだした)小舎小舎(こやごや)の あたりに高い人の声 霧(きり)に包まれ(つつまれ)あちこちに 動く(うごく)羊(ひつじ)の幾群(いくむれ)の 鈴(すず)が鳴る鳴るりんりんと
3 今さし昇る(のぼる)日(ひ)の影(かげ)に 夢からさめた森や山 あかい光に染められた(そめられた) 遠い野末(のずえ)に牧童(ぼくどう)の 笛(ふえ)が鳴る鳴るぴいぴいと
明日死ぬつもりで行きなさい
永遠に生きるつもりで学びなさい
アハトマ・ガンジー
◇ 編集 自然観察くらぶ ◇