浜辺の歌早春賦港浜千鳥船頭さん戻る
1 空も港も夜(よ)ははれて 月に数(かず)ます船のかげ 端艇(はしけ)の通いにぎやかに 寄せくる波も黄金(こがね)なり
2 林(はやし)なしたる 檣(ほばしら)に 花と見まごう船旗章(ふなじるし) 積荷(つみに)の歌のにぎわいて 港はいつも春なれや
どちらにしても
人間はこんな風にしか
生きられないというものがあり
死ぬまではそんな風に
生きていくしかないと
覚悟している。
白洲正子
◇ 編集 自然観察くらぶ ◇