2 西表島や与那国島は、日本のどのあたりにあるのだろうか

 先島諸島とは、地理的には日本の沖縄県に所属し、沖縄島の南西部にある宮古列島、八重山列島、尖閣諸島の総称である。

今回訪れた西表島、与那国島は先島諸島の八重山列島に含まれる。以下、wikipedia等の記述による。

(1)日本最後の秘境、西表島の特徴

 鹿児島から沖縄本島までが約500km、さらに沖縄本島から西表島までが約400kmも離れている。島の名前は有名だがそんなに遠いところにあるのを私は知らなかった。

 東京からだと、およそ(直線距離で)2100km。琉球列島の南に位置し、この島には、太古の時から変わらないありのままの自然が残されている。国内最大のマングローブが育む驚異の生態系はまさに日本最後の秘境なのだ。

<繋がった命>
 島全体の90%が自然林のまま残されているという西表島。この広大なジャングルが亜熱帯の雨を蓄えてくれる。大量に降り注ぐ雨はやがて川へと流れ込み、そこに生息する植物を育てる。川辺の植物たちは、流れてくる土や泥をせき止め、いわば濾過されたきれいな水が海へと注ぎ込む。海は透明度を失うことなく、サンゴが生きていける環境を保ち続ける。全ての命が繋がることでこの島の大自然は守られているのだ。

(2)日本最西端の与那国島の特徴

 愛媛県松山市から沖縄の那覇までの距離は約1,000kmあり、那覇から与那国島へは更に約400kmもある。(与那国から台湾までの距離は約110kmしかない。)

<風の島>
 与那国島は亜熱帯性気候。周りは暖かい海に囲まれ温度差も小さい。年間平均気温は東京よりも約7℃も高い。
日差しも強く、湿度も高いが、夏は30~31℃程度までしか上がらない。年間を通して風が強いので、暑さと湿度の割りには、涼しく過ごせるところだ。他の八重山諸島の島々に比べて、与那国島は大陸に最も近い島。大陸の高気圧の影響が強いと思われ、他の八重山諸島の島々に比べても気温は若干低い。とにかく他の先島諸島の島々よりも風が強いのが最大の特徴だ。