2 - Second day
朝の5時45分にホテルを出て稚内港でハートランドフェリーのフェリーに乗船した。出航は6時20分だった。
2017年6月29日、ハートランドフェリーの※ボレアース号にて礼文島にむかう。乗客定員は500名だそうなのでかなり大きな船である。総トン数3578トン
備考:※船名ボレアースはギリシア神話の北風の神ボレアースに由来する。
参考までにハートランドフェリーのHPで調べたところ、※船名ボレアースの由来は以下のようである。
出航は午前6時20分、礼文島香深港(かぶか)入港は8時10分だったから2時間弱の船旅を体験。
出航途上の船上から撮影した稚内の山並みと市街。白い建物は夕べ宿泊したANAクラウンプラザホテル。添乗員さんの話では稚内で一番高く料金も高いホテルだそうです。
海はたいした波もなく船は揺れなかった。乗客たちが甲板で洋上からの風景を撮影していた。
本来は2等船室であったが、
1等船室に余裕があったので料金追加して快適さを体験させてもらった。(良かった!)
さて礼文島に上陸したらすぐに、阪急交通社のツアー専用バスで島の名所を巡ることに
1.まずは予定通り、ベテランバスガイドの案内で桃岩展望台までの山道を歩いて登ることに、ところが風はないものの濃霧で霧雨も少し降っているというあいにくの気象だったが、咲き誇る高山植物のお花を観ようと全員元気に桃岩展望台への坂道を上っていったのであった。
すると、そこでは高山植物の花々がまさに咲き乱れていた。今回撮影↓
◆オオハナウド
◆オオカサモチ
◆イブキショウマ
◆エゾヨロイグサの蕾
参考情報(エゾヨロイグサはこんな花になる、Wikipedia)
◆シャク
◆イブキトラノオ
◆ハクサンチドリ
◆チシマフウロ
◆レブンシオガマ-1
◆レブンシオガマー2
◆センダイハギ
◆ミヤマキンポウゲ
◆エゾカンゾウ
◆レブンキンバイソウ
◆レブンウスユキソウ、おりからの霧雨に濡れて可愛さを倍増していました。
◆残念ながら、桃岩展望台からの視界は濃霧に包まれていました。なお、この日の気温は10度以上あって寒くはなかった
2.北のカナリアパーク見学
北のカナリアパークとは
北のカナリアパークは礼文島の南部にあります。映画「北のカナリアたち」を記念して、ロケ現場として使用された麗端小学校岬分校の建物を残してあり一般に公開しています。
冬の美しい厳しい映像や高倉健さん×降旗コンビでも撮影を担当したキャメラマンの木村さんが、東映60周年記念作品「北のカナリアたち」で撮影を担当しています。主演は吉永小百合さん、そして若手実力派俳優が教え子として登場しますが、森山未來さんの演技には驚かされることでしょう。北海道の最北端の離島を舞台にした映像美と、原作湊かなえさんのミステリーも楽しめるとても豪華な作品になっています。
3.日本最北限のスコトン岬に行ったところ、風はおさまり波もおだやかだった。
4.再びフェリーに乗船し礼文島から利尻島に向かった。
(1)姫沼を散策、原始林に囲まれた神秘的な沼、ここでは強い風が吹いていた。
沼の周囲の木道を全員で15分くらいかけて一周した。
木道の際ではミヤマオダマキが咲いていた。
ミヤマオダマキ(深山苧環、学名:Aquilegia flabellata var. pumila)は、キンポウゲ科オダマキ属の多年草。北海道~中部地方以北、南千島から朝鮮北部、樺太に分布する高山植物である。
◆有名なオタトマリ沼にもいった
天気が良ければこんな風景が見えるはずだった。銘菓「白い恋人」のパッケージに採用されているとか
しかし、今回はこんなだった。う~ん残念!
◆仙法志御崎公園の岩礁プールでは、飼っているゴマフアザラシが自然な姿で愛嬌を振りまいていた
利尻島の海は透明度が高く最南端の岬である「仙法志御崎公園」は最北の海の様子や利尻山のもっとも猛々しい姿を見ることができた。それというのも、むかし、利尻山が噴火した時に、海に流れ込んでできた奇岩・奇石が今なお多々存在し、天然の自然磯観察場もあってまじかに、昆布やウニの存在をみることができるのである。
◆利尻体験最後の名所は「富士野園地」
富士野園地は利尻島の北部にある展望地。夕日ヶ丘展望台の隣にあります。陸には草原が広がり、今回はまさに有名なエゾカンゾウが咲き乱れ、美しい景色が見られたのであった。眼前の海では、アイヌ語で小さな島を意味するポンモシリ島があり海鳥たちが悠々と群れていた。
◆かくて利尻の観光地巡りは一段落したが主役の利尻山は雲に隠れたままだった。
◆利尻での宿泊は、北国グランドホテル、今回のホテルの中では最高のおもてなしができていたと思った。
料理も良かったし従業員の接客態度も実にスマートで気持ちよかった。