この物語は、江戸時代の幕末から、明治、大正、昭和、平成にかけてごく平凡な日本人の家族が、時代の波に翻弄されながらも、助け合い励ましあって懸命に生きた姿をできるだけ事実にもとづいて推察したものです。

舞台の場所は、現在の徳島県阿南市大潟町(江戸時代は阿波の国の大潟村)にはじまり、やがて愛媛県松山市まで発展していきます。