叱られて荒城の月波浮の港城ケ島の雨宵待ち草戻る
1 叱られて 叱られて あの子は町まで お使いに この子は坊やを ねんねしな 夕べさみしい 村はずれ こんときつねが なきゃせぬか
2 叱られて 叱られて 口には出さねど 眼(め)になみだ 二人のお里は あの山を 越えてあなたの 花のむら ほんに花見は いつのこと
出会いがないという人は
出会ったことに気づいていないか
自分に都合のいい恋をしたいと
思っているだけじゃないかしら
岡本敏子
◇ 編集 自然観察くらぶ ◇