冬イチゴ
2020.01.30


バラ科キイチゴ属の常緑匍匐性の小低木である。
つる植物のように匍匐して地表を這い高さはせいぜい30 cm。別名は「カンイチゴ」。

葉は丸っこく、浅く3裂する。葉表は緑色かやや褐色がかった緑でツヤがあり、
縁には細かい鋸歯がある。裏面には細かい毛がある。葉は互生する。

花期は9月から10月で葉腋から花茎を出し、穂状に花弁が5枚の白い花を数個つける。
晩秋から一ヶ月かけて赤い果実がなり、11月から1月のころに熟す。
いわゆる木苺の形で、食用となる。木苺としては旨い方である。
多くの木苺類は夏に熟すが、フユイチゴは冬に熟することが和名の由来である。

ふゆ苺ぽつんと光る無人島   光彦
2020.01.30 18:01 | 固定リンク | 新しい季語

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