木苺(キイチゴ:夏の季語)
2020.05.31
終戦後 土塀越えたる 苺かな     光彦



■私が育った大潟の家の片隅に毎年梅雨入りころに黄色く熟すいちご(木苺)があった。今思えば先祖の誰かが植えたものではないかと思われる。

□木苺とは

四国の太平洋岸の山野に自生する黄実の木苺。甘酸っぱい野性味のある味がする。、庭に植えられることも多い。よく枝分かれし、はじめはとげがあるが、だんだんとげが少なくなる。4~5月に白い花を咲かせ、その後つく実は直径約1~2cm程度になる。どんな環境下でも元気に育つ。

2020.05.31 01:00 | 固定リンク | 未分類
草苺(くさいちご:夏の季語)
2020.05.30
機関車の 消えた鉄路に 草いちご     光彦



■草苺とは

バラ科の草状の低木。山野に生え、高さ20~60センチ。茎にはまばらにとげがあり、葉は羽状複葉で長い柄がある。春、白い花をつけ、実は熟すと赤くなり、食べられる。わせいちご。なべいちご。

2020.05.30 20:33 | 固定リンク | 新しい季語
オオヨシキリ(夏の季語)
2020.05.30
朝の池 あちらこちらで ギョギョシ     光彦




■オオヨシキリとは(日本野鳥百科、サントリー)

全長18.5cm。頭から背、翼の上面、尾の上面は淡褐色をしています。下面は黄白色。口元にひげがあります。腰は淡色。「ギョギョシ ギョギョシ ギョギョシ」あるいは「ケケス ケケス カイカイシ」などと聞こえる大きな声。多数がさえずっていると暑苦しいし、うるさいとさえ思うことがあります。アジア大陸の中緯度で繁殖し、冬期は熱帯地域へ渡ります。日本では全国で繁殖する夏鳥ですが、沖縄地方では渡りのみ。数本のヨシを束ねてお椀型の巣をつくります。一夫多妻性で、同時期ではありませんが、オスの周辺にメスが巣をつくり、抱卵、育雛します。一夫五妻の例も知られています。カッコウに託卵されることも多いことで有名。河川、池沼、海岸などの水辺に広がる葭原に生息しています。山本周五郎の「青べか物語」のなかに「ケケチ」の一文があります。浦安の昔の風景がよく描かれています。

2020.05.30 16:52 | 固定リンク | 未分類
アオバズク(夏の季語)
2020.05.30
アオバズク 休眠中の 天守閣     光彦

■アオバズクが宵闇の中で「ほう、ほう」と鳴いています。コロナショックで天守閣は休業中でした。



□アオバズクとは(日本の野鳥百科、サントリー)

全長29cm。頭から上面、翼の上面、尾は黒褐色。腹は白色で黒褐色の太い点がつながった縦斑があります。フクロウの仲間で、本種もオスよりもメスが大きい体です。アジアに分布していて、日本では夏鳥です。全国に分布していますが個体数は多くありません。大木の樹洞を巣にすることが多いので、山地の林で見るよりは、街の中の神社・仏閣の樹林、時には街路樹などで見ることの多い種です。昆虫類を主食にしていて、街灯に飛来する虫を捕えているのをよく見かけます。「ホッホウ ホッホウ」と二声ずつ繰り返しさえずります。飛行姿は尾が長いこともあり、タカの仲間かと思うこともありますが、頭が丸く、首が短いのでフクロウの仲間であることがわかります。
大正八年に青山の電車通りに転居した日本の鳥類学者、内田清之助先生は、その後三十年、毎年四月下旬にアオバズクのさえずりを聞いていたそうです。空襲で焼け出されて数年、戦後元に戻るとやはり4月下旬にさえずりが聞こえたと書いています。東京でも当たり前の鳥だったことがわかります。青葉の萌える頃に渡来するので、この名がつけられたのでしょう。


2020.05.30 16:29 | 固定リンク | 未分類
郭公(カッコウ:夏の季語)
2020.05.30
郭公や コーヒー準備中 山の朝    光彦

■キャンプの朝の親子の風景、父親がコーヒーを準備していたらカッコウの声が聞こえてきました。
2020.05.30 15:33 | 固定リンク | 新しい季語
川蜻蛉(かわとんぼ:夏の季語)
2020.05.29
せせらぎや 岩で待ち伏せ 川蜻蛉     光彦


2020.05.29 18:10 | 固定リンク | 新しい季語
翡翠(カワセミ:夏の季語)
2020.05.28
翡翠や 突き抜けんとす めがね橋     光彦



翡翠とは

ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属に属する鳥。水辺に生息する小鳥。鮮やかな水色の体と長いくちばしが特徴。ヒスイ、青い宝石、古くはソニドリ(翠鳥)と呼ばれることもある。
2020.05.28 17:10 | 固定リンク | 新しい季語
オオムラサキ
2020.05.28
マスクして オオムラサキに 出会ふ旅      光彦



オオムラサキとは(wikipedia)

オオムラサキ(大紫、Sasakia charonda )は、チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科に分類されるチョウの1種。日本の国蝶。中国名は「大紫蛺蝶」。

本種は最初に日本で発見され(種の基産地は神奈川県)、属名の Sasakia は佐々木忠次郎に献名された。
2020.05.28 03:56 | 固定リンク | 新しい季語
三光鳥(さんこうちょう:初夏の季語)
2020.05.27
ホイホイホイと 三光鳥 初恋かな       光彦


■三光鳥とは(日本の鳥百科:サントリーによる)
全長45cm(オス)、17.5cm(メス)。小さな冠羽があり、目の周りとくちばしはコバルト色をしています。日本では本州・四国・九州・沖縄に夏鳥として渡来し、平地から低い山のうす暗い林で繁殖します。さえずりが、「ツキ(月)ヒ(日)ホシ(星)ホイホイホイ」と聞くことができるところから、三つの光、三光鳥の名がつきました。うすぐらい森の中で、オスは30cmもの長い尾をひらひらさせて飛ぶ姿は、まるでまぼろしのよう。5月ごろ渡来して日本で繁殖、秋、南方へ渡ります。春に渡ってきたときはすでにオスの尾は長いのですが、秋に渡るとき、長い尾は無くなっています。


2020.05.27 10:46 | 固定リンク | 新しい季語
蜻蛉生る(とんぼうまる):初夏の季語)
2020.05.22
蜻蛉生る 休耕田の 草なびく     光彦

■漁村のほとりにある休耕田のそばに名もない小さな池がある。其処に今年も蜻蛉が生まれた。   
2020.05.22 16:10 | 固定リンク | 新しい季語

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