春の波
2020.03.29
長島の 近く見ゆる日 春の波 光彦
■いつもは遠方にあり霞んで見える大潟湾の長島が、1年に一度くらい驚くほど近く見える日があった。それはまるで長島が私の家の前に近づいてきたとしか思えなかった。
■いつもは遠方にあり霞んで見える大潟湾の長島が、1年に一度くらい驚くほど近く見える日があった。それはまるで長島が私の家の前に近づいてきたとしか思えなかった。
さくら貝
2020.03.29
桜咲く
2020.03.29
避難所の 八剱山に 咲くさくら 光彦
■故郷の八剱山に子供のころは時々上っては遊んでいました。毎年春になるとでこぼこした坂道の横の桜がみごとに咲いていたのを覚えています。八剱山は今も村に津波が来た時の避難場所に指定されています。
■故郷の八剱山に子供のころは時々上っては遊んでいました。毎年春になるとでこぼこした坂道の横の桜がみごとに咲いていたのを覚えています。八剱山は今も村に津波が来た時の避難場所に指定されています。
春干潟
2020.03.29
春干潟歩けば温し足の指 光彦
■大潟湾の春干潟を裸足で歩くと外気はまだ寒いのに、干潟の泥は太陽に温められ思いのほか温くなっていました。ふと上空を見ると、八剱山から来た友達の鳶(とんび)が舞っており「ピーヒョロロー」といつものように私に話しかけてくるのでした。
■大潟湾の春干潟を裸足で歩くと外気はまだ寒いのに、干潟の泥は太陽に温められ思いのほか温くなっていました。ふと上空を見ると、八剱山から来た友達の鳶(とんび)が舞っており「ピーヒョロロー」といつものように私に話しかけてくるのでした。
春干潟
2020.03.26
一年生 裸足で入る 春干潟 光彦
■幼児のころまだ長靴はなかったので裸足で干潟に入っていました。案外気持ちよかったと記憶しています。
■幼児のころまだ長靴はなかったので裸足で干潟に入っていました。案外気持ちよかったと記憶しています。