オオヨシキリ(夏の季語)
2020.05.30
朝の池 あちらこちらで ギョギョシ     光彦




■オオヨシキリとは(日本野鳥百科、サントリー)

全長18.5cm。頭から背、翼の上面、尾の上面は淡褐色をしています。下面は黄白色。口元にひげがあります。腰は淡色。「ギョギョシ ギョギョシ ギョギョシ」あるいは「ケケス ケケス カイカイシ」などと聞こえる大きな声。多数がさえずっていると暑苦しいし、うるさいとさえ思うことがあります。アジア大陸の中緯度で繁殖し、冬期は熱帯地域へ渡ります。日本では全国で繁殖する夏鳥ですが、沖縄地方では渡りのみ。数本のヨシを束ねてお椀型の巣をつくります。一夫多妻性で、同時期ではありませんが、オスの周辺にメスが巣をつくり、抱卵、育雛します。一夫五妻の例も知られています。カッコウに託卵されることも多いことで有名。河川、池沼、海岸などの水辺に広がる葭原に生息しています。山本周五郎の「青べか物語」のなかに「ケケチ」の一文があります。浦安の昔の風景がよく描かれています。

2020.05.30 16:52 | 固定リンク | 未分類

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