蝉しぐれ
2020.07.30
蝉しぐれ 静まる浜の 風清し 光彦
■幼少のころ、ふるさとの「あこめ海岸」で泳いでいました。その海岸には砂浜にそって鬱蒼とした低木林があって、7月になると午前中はしきりにくまぜみの大合唱があり、海岸にまで響き渡っていました。しかし、午前10時ごろから次第にその音が消えてゆき、昼からはまったく聞こえなくなるのでした。
このような不思議な現象を子供心では当然のこととしてとらえ特に気には留めていませんでした。しかし、
大人になってから、やっとその不思議さ「くまぜみが午後は鳴かない理由」が気になってきました。そこでその理由を調べてみると、棲息している地域によって多少の違いはあるが、「あぶらぜみ」と、「くまぜみ」が共存している地域では、午前中はくまぜみが鳴き、午後からはあぶらぜみがないて、自然に鳴き分けをしているとのことであった。目的は子孫繁栄を願っての進化ではないかと言われている。
■幼少のころ、ふるさとの「あこめ海岸」で泳いでいました。その海岸には砂浜にそって鬱蒼とした低木林があって、7月になると午前中はしきりにくまぜみの大合唱があり、海岸にまで響き渡っていました。しかし、午前10時ごろから次第にその音が消えてゆき、昼からはまったく聞こえなくなるのでした。
このような不思議な現象を子供心では当然のこととしてとらえ特に気には留めていませんでした。しかし、
大人になってから、やっとその不思議さ「くまぜみが午後は鳴かない理由」が気になってきました。そこでその理由を調べてみると、棲息している地域によって多少の違いはあるが、「あぶらぜみ」と、「くまぜみ」が共存している地域では、午前中はくまぜみが鳴き、午後からはあぶらぜみがないて、自然に鳴き分けをしているとのことであった。目的は子孫繁栄を願っての進化ではないかと言われている。