初めての素潜り(子供のころの思い出)
2020.08.28
■70年前の実家の前は大潟湾で潮の満ち引きが顕著だった。
大潮時には干潮ではひ底になり、朝夕は満潮で満々と満ちてくるのであった。

当時、幼少の私は本能的に家の前の海を遊び場としていた、おそらく先祖たちも同じことをしていたに違いない。3歳くらいから干潮の干潟を裸足で歩きまわり小さな生き物と遊んでいたのである。ところが、満潮時の水中には興味はあったが泳ぐことも知らなかったので、海中に入ったことはなかった。けれども、成長するにつれ海中の様子を見たいとの思いがいつしかわいてきていたのであった。

そんなとき、徳島のおじさんにもらった小遣いでふと思いつきおもちゃのような水眼鏡をかった。そして初めて家の前の海におそるおそる首をつっこんで水中を観察したのが新たな遊びの始まりとなったのである。

海中は想像もしなかった別世界で、今でいう水族館のようなものだった。夢中になって背が立つ範囲ではあったが潜ってみると、自然に体が浮くことも知り、犬かきのような泳ぎも自然に覚えたりもした。

そして、最初に楽しかったのは海中の「小エビとの遊び」だったように記憶している。

2020.08.28 14:02 | 固定リンク | 未分類

- CafeLog -