秋晴れ
2020.09.19
天高し 子猫と子猪 出会いけり 光彦
■子猫にキャラメルを与えた異邦人は、やがて「さようなら猫ちゃん、君はきっといい人に拾われるよ」と言い残して室戸岬方面へ立ち去って行ってしまったのだった。
子猫は頂いた10個のミルクキャラメルを全部たいらげすっかり元気になったが行くあてもなく日和佐の山中をさ迷っていた。
と、そのとき、藪の中から得体のしれない生き物が子猫の前に転がりながら飛び出してきたのであった。当然のことだが、生後数日の子猫なのであるから何の知識も経験もない、ただ、本能的に恐怖を感じてその場に立ちすくむことしかできない、
すると、得体の知れない生き物(実は猪の子供)は子猫を転がして遊び始めたのだった。
■子猫にキャラメルを与えた異邦人は、やがて「さようなら猫ちゃん、君はきっといい人に拾われるよ」と言い残して室戸岬方面へ立ち去って行ってしまったのだった。
子猫は頂いた10個のミルクキャラメルを全部たいらげすっかり元気になったが行くあてもなく日和佐の山中をさ迷っていた。
と、そのとき、藪の中から得体のしれない生き物が子猫の前に転がりながら飛び出してきたのであった。当然のことだが、生後数日の子猫なのであるから何の知識も経験もない、ただ、本能的に恐怖を感じてその場に立ちすくむことしかできない、
すると、得体の知れない生き物(実は猪の子供)は子猫を転がして遊び始めたのだった。