新涼(しんりょう)
2020.09.12
■新涼とは
暑かった夏の終わりのころに、何かのはずみでふと感じる秋めいた涼しさである。
新涼や あぜみち香る 母の墓 光彦
暑かった夏の終わりのころに、何かのはずみでふと感じる秋めいた涼しさである。
新涼や あぜみち香る 母の墓 光彦
土用波
2020.09.04
松の香や 轟わたる 土用波 光彦
■松の香りがほどよくわが身を包んでくれる場所で目前の豪快な土用波を観ていたところ、轟音は少し遅れてやってくるのに気づいた。
■松の香りがほどよくわが身を包んでくれる場所で目前の豪快な土用波を観ていたところ、轟音は少し遅れてやってくるのに気づいた。
土用波
2020.09.03
土用波 崩れる前に 空(くう)を切る 光彦
■故郷の海岸、衵の浜に押し寄せる土用波の記憶である。押し寄せ盛り上がった巨大な波の波頭(がしら)をよく観ると、崩れる前に水煙を立てながら「シャーー」という音を立てているのであった。
■故郷の海岸、衵の浜に押し寄せる土用波の記憶である。押し寄せ盛り上がった巨大な波の波頭(がしら)をよく観ると、崩れる前に水煙を立てながら「シャーー」という音を立てているのであった。