2015/04/09
この日は平井地域の素鷲(そが)神社の巨樹(モッコク)の観察に行きました。
根廻り二・五メートル目通り二・二メートルと、モッコクとしては県下でも最大級といわれている。高さは二○メートル程あり樹勢も旺盛である。
・松山市保存樹木 協定番号 15号(昭和52年12月27日指定)
・根廻り 2.5m、目通り 2.2m、樹高20mあり、樹齢推定約200年といわれている。
1.感想
樹勢は極めて盛んな様子であった。モッコクは、ツバキ科の常緑高木で、暖地の海岸などに自生し、普通あまり大きくならない樹種であり、このような大木になるのは珍しいとのことである。
2.道中の様子
(1)ソラマメの花
桜の時期も終わり、畑ではソラマメの花が満開になっていた。実りを促進するためであろうか、道行く私たちに農家の主婦らしく人懐っこい方が笑顔を送りつつ膝の高さになったソラマメの頂部をさかんに摘み取っていた。
(2)キンカンの実
民家の軒下ではおいしそうなキンカンが熟れていた。春のやわらかい日差しの下でひときわ輝いていた。
(3)ハハコグサ
田んぼ道の際で見られた。
ハハコグサは春の田圃でお馴染みの植物であり、日本全国に分布しているとのこと。秋に芽生えてロゼットで越冬し、春に茎をもたげて花を咲かせる、越年性の1年草である。全体に白いクモ毛が多い。春の七草の1つであり、御形(おぎょう)の名で登場する。ハハコグサという和名は、母子草と書きたくなるが、古い呼び名はホウコグサあるいはオ(ゴ)ギョウであり違うわけである。 毛が多い状態あるいは毛を持った種子が形成される状態を「ほほけ立つ」と呼んで、ホホケグサがなまったという説は、納得しやすい。ムギ類の栽培とともに伝来した史前帰化植物の1つであるという。
(4)ホトケノザ
きわめて生命力が旺盛な草で、我が家の畑でも毎年この時期にどんどんひろがりを見せる。
(5)イタドリ
神社の横の池の土手であちらこちらに見られた。戦後育ちの私たちは、その季節にあらわれる※イタドリを通学路で摘んでは口にしたが酸っぱいだけで一口食べたらあとは食べる気がしなかった。
※イタドリ(虎杖、痛取、Fallopia japonica)とは、タデ科の多年生植物。別名は、スカンポ、イタンポ、ドングイ、ゴンパチ、エッタン。ただし、スイバをスカンポと呼ぶ地方もある(茎を折るとポコッと音が鳴り、食べると酸味があることから)。旬の季節には地方の野菜販売所の片隅にも並ぶ。