2015/12/17、今年最後の仕上げはオシドリに会いに行くだった
1.場所は石手川ダム
天候は曇り、気温は3~5℃、帰り際には雪混じりのしぐれとなったが、観察中は止んでいて気持ちよかった。
2.いました、オシドリ(カモ目、カモ科、オシドリ属)
今回の写真の範囲では少なく見えますが、観測過程で全体を見回すと100羽以上はいるように見えました。単独行動はせずグループ単位で群れになって行動しているようでした。
3.参加したメンバー
いつもの講師以下7名でした。
4.フユイチゴ
彩の少ない冬の藪で宝石のように燦然と輝いていました。
5.アオキ
アオキも負けずに冬山でルビーのように光って見えました。
6.テンナンショー
参考情報(出典:Wikipedia)
テンナンショウ属 (Arisaema) は、被子植物単子葉類サトイモ科に属する植物。有毒なものがある。テンナンショウは天南星の意で、この中の1種で日本列島から朝鮮半島にかけて分布する Arisaema serratum (Thunb.) Schott のこと、あるいはこの類の球茎の漢方生薬名である。湿潤な熱帯や温帯に見られ、東アジア、東南アジア、北米、メキシコ、アフリカ東部などに分布する。世界で約150種があり、日本では約30種ほどが見られる。英語では Cobra lily や Jack-in-the-Pulpit の別名がある。夏の姿↓は知っていたが冬にこうなる↑とは知らなかった。猛毒であり食べてはならないとのこと。
7.放水中の石手川ダム
雪混じりのしぐれの中、ダムは放水を続けていました。
8.熱心な観察は続いた。
今回、個人的には石手川ダムに来たのは初めてだったので見るもの聞くもの新鮮であった。
9.不思議発見、オシドリの分布と生態(出典:Wikipedia)
(1)その姿(左:雄、右:雌)


◆分布
東アジア(ロシア南東部、朝鮮半島、日本、台湾、中華人民共和国など)に分布する。日本では北海道や本州中部以北で繁殖し、冬季になると本州以南(主に西日本)へ南下し越冬する。オシドリは一般的に漂鳥であるが、冬鳥のように冬期に国外から渡って来ることもある。
◆生態
渓流、湖沼などに生息する。上高地周辺の水辺でも見られる。水辺の木陰を好み、開けた水面にはあまり出ない。木の枝に留まることもある。食性は植物食傾向の強い雑食で、水生植物、果実、どんぐり等の種子、昆虫、陸棲の貝類などを食べる。陸上でも水面でも採食を行う。
繁殖形態は卵生。4-7月に山地の渓流や湖沼の周辺にある地表から10メートル以上の高さにある大木の樹洞(あるいはまれに地表)に巣を作り、9-12個の卵を産む。メスのみが抱卵し、抱卵期間は28-30日。雛は孵化してから40-45日で飛翔できるようになる。厳冬期には数十羽から数百羽の群れをつくることもある。
10.オシドリ、豆知識
(1)漢字で書くと
おしどりは鴛鴦で、鴛はオス、鴦はメスを表します。
(2)松山市では
冬場に石手川ダムに多数飛来していることが今回確認できました。
(3)オシドリの好物はどんぐりです。
(4)オシドリの夫婦は
自然界では、毎年相手を変えます。
(5)四国で愛媛県以外の県(高知、香川、徳島)では
絶滅危惧種に指定されている。
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