時鳥(ほととぎす:夏の初めに南方から渡ってくる有名な渡り鳥である)
2020.05.16
星見えぬ 都会飛び交う ほととぎす    光彦

■都会では深夜でも照明が明るくて星はほとんど見えない、それでも毎年深夜に、ほととぎすが鳴きながらやってくる。松山市には城山を中心に随所に巨木や灌木地帯が点在しているのでそこで生まれた時鳥は本能の赴くままに故郷松山へと戻ってくるのであろう。
2020.05.16 21:35 | 固定リンク | 未分類
早苗田(さなえだ:初夏の季語)
2020.05.08
早苗田に よれば故郷の 匂いあり     光彦

■田植えを終えたばかりの水面に付近の山が映っている、思わず近寄ってみると懐かしい故郷(こきょう)の匂いがしたのであった。
2020.05.08 11:35 | 固定リンク | 未分類
清和(せいわ:初夏の季語、気候が清らかで温和なこと)
2020.05.05
中庭の すずめ賑わう 清和かな     光彦

■連休で誰もいない大学のキャンパスの風景である。
2020.05.05 13:16 | 固定リンク | 未分類
薔薇咲く(初夏の季語)
2020.05.03
秒針の 音を聞いてる 赤い薔薇    光彦

■時間は止まることなく過ぎてゆく、故人の記憶は次第に薄れてゆく・・・
2020.05.03 15:43 | 固定リンク | 未分類
さくらの種(初夏の季語)
2020.05.03
さくらの種 鳥が吐き出す 無人駅     光彦

■鳥は実が完熟するのを見計らってやってくる。果肉を食し中身の種は吐き出していくのである。
2020.05.03 15:33 | 固定リンク | 未分類
夏立つ(初夏の季語)
2020.05.01
夏立つや 干網匂う 北の脇     光彦

■漁業用の干し網の近くを通ると、強い日差しでその匂いがムッとするくらい強くなっていた。北の脇は漁業が盛んな地域のことである。

2020.05.01 20:50 | 固定リンク | 未分類
薄暑(はくしょ:初夏の季語)
2020.05.01
庭の花 首をかしげる 薄暑かな       光彦

■急に暑くなりました。散歩道でも無意識に日陰を歩くようになりました。
2020.05.01 20:36 | 固定リンク | 未分類
蓬(よもぎ)
2020.04.28
よもぎ餅 食えば広がる おらが海     光彦

■蓬(よもぎ)とは
日本のどこにでも見られる野草の一種である。日本在来種であるが、もともとは中央アジアの乾燥地帯が原産と考えられている。日本の本州・四国・九州・小笠原に分布する。
山野の草地、道ばたに自生する多年草。繁殖力が強く、いたるところでふつうに見られ、地下茎を伸ばして増え、集団を作る。まだ寒い早春のうちから、他の植物に先駆けて白銀色の産毛をまとったロゼット状の若芽を出して冬越しする。
2020.04.28 08:54 | 固定リンク | 未分類
夏めく(初夏の季語)
2020.04.27


夏めくや 歓声ひびく 地引網      光彦

■北の脇は徳島県阿南市の海水浴場、海開きは七月で程遠いが、五月になれば日差しが一段と強くなり、人々は裸足で地引網を引いたりして遊ぶのであった。
2020.04.27 17:46 | 固定リンク | 未分類
熊穴を出づ(仲春の季語)
2020.04.26
荒磯や 穴出し熊の 足あらふ      光彦

■知床のざれ磯に子熊を連れた母熊が餌を探しにやってきた。
2020.04.26 14:48 | 固定リンク | 未分類

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