くちなしの花(夏の季語)
2020.06.17
くちなしに 鼻寄せたれば にらむ蟻     光彦



■愛媛大学のくちなしの花が咲き始めた。特有の香りを嗅ごうと顔を近づけると、先に蟻が来ていて威嚇されたのであった。
2020.06.17 15:45 | 固定リンク | 未分類
蟻地獄(ありじごく:夏の季語)
2020.06.15
蟻地獄 観れば聴こゆる 波の音      光彦



■蟻地獄とは恐ろしい名前だが、ウスバカゲロウという昆虫の幼虫が砂地に潜む小さなすり鉢状の場所のことである。ふるさとでは、北の脇海岸の防風林の松の根元で普通に見られた。


2020.06.15 13:09 | 固定リンク | 未分類
野うさぎ(夏の季語)
2020.06.13


野うさぎや 姿隠して 糞のこす     光彦

■これも自然ウオッチング経験からであるが、松山市近辺のとある山で野うさぎの糞があちこちにあるのを見たことがある。ただし、警戒心が強いのか姿はめったにみせないようであった。
2020.06.13 10:46 | 固定リンク | 未分類
ルリビタキ(野鳥の一種、夏の季語)
2020.06.13
ルリビタキとは、このような美しい野鳥であり、鳴き声もまことに綺麗な鳥である。


■四国では春から秋にかけて周辺の山々で見かける。冬は南方へ渡って行き春になると帰ってくる。

るりちゃんと 呼べば応えた ルリビタキ    光彦

◇ひと味違う自然ウオッチングというカルチャースクールに所属していた時、松山市近辺にある谷上山を散策していた折、この鳥とはじめてであった。ベテランの仲間のひとりの方は、何度も遭遇経験があるようで、親しく「るりちゃん、るりちゃん、・・・」と木下から鳥に向かって呼びかけるのであった、すると鳥は逃げる様子もなく、チチと小声で応えたりするので私は思わずあっと感動させられたのを覚えている。
2020.06.13 10:12 | 固定リンク | 未分類
紫陽花(あじさい:夏の季語)
2020.06.13


紫陽花や 朝の漁船の 響きあり    光彦

■故郷の風景である
2020.06.13 06:13 | 固定リンク | 未分類
メジロの子(夏の季語)
2020.06.09
木の根っこ つつき確かむ メジロの子      光彦



■愛大の校庭を歩いていたら、メジロの幼鳥をみかけました。本能の赴くままに餌を探しているかのようでした。
2020.06.09 16:28 | 固定リンク | 未分類
夏の蜂(夏の季語、単に蜂としたら春の季語となるので注意)
2020.06.04
行方知れず 戻ってこない 夏の蜂     光彦

■3階のベランダの植木(パキラ)に毎日遊びに来ていた蜂がぱったり来なくなった。蜂の命は短命というから息絶えたのであろうか。少し寂しい気がする。

2020.06.04 16:16 | 固定リンク | 未分類
木苺(キイチゴ:夏の季語)
2020.05.31
終戦後 土塀越えたる 苺かな     光彦



■私が育った大潟の家の片隅に毎年梅雨入りころに黄色く熟すいちご(木苺)があった。今思えば先祖の誰かが植えたものではないかと思われる。

□木苺とは

四国の太平洋岸の山野に自生する黄実の木苺。甘酸っぱい野性味のある味がする。、庭に植えられることも多い。よく枝分かれし、はじめはとげがあるが、だんだんとげが少なくなる。4~5月に白い花を咲かせ、その後つく実は直径約1~2cm程度になる。どんな環境下でも元気に育つ。

2020.05.31 01:00 | 固定リンク | 未分類
オオヨシキリ(夏の季語)
2020.05.30
朝の池 あちらこちらで ギョギョシ     光彦




■オオヨシキリとは(日本野鳥百科、サントリー)

全長18.5cm。頭から背、翼の上面、尾の上面は淡褐色をしています。下面は黄白色。口元にひげがあります。腰は淡色。「ギョギョシ ギョギョシ ギョギョシ」あるいは「ケケス ケケス カイカイシ」などと聞こえる大きな声。多数がさえずっていると暑苦しいし、うるさいとさえ思うことがあります。アジア大陸の中緯度で繁殖し、冬期は熱帯地域へ渡ります。日本では全国で繁殖する夏鳥ですが、沖縄地方では渡りのみ。数本のヨシを束ねてお椀型の巣をつくります。一夫多妻性で、同時期ではありませんが、オスの周辺にメスが巣をつくり、抱卵、育雛します。一夫五妻の例も知られています。カッコウに託卵されることも多いことで有名。河川、池沼、海岸などの水辺に広がる葭原に生息しています。山本周五郎の「青べか物語」のなかに「ケケチ」の一文があります。浦安の昔の風景がよく描かれています。

2020.05.30 16:52 | 固定リンク | 未分類
アオバズク(夏の季語)
2020.05.30
アオバズク 休眠中の 天守閣     光彦

■アオバズクが宵闇の中で「ほう、ほう」と鳴いています。コロナショックで天守閣は休業中でした。



□アオバズクとは(日本の野鳥百科、サントリー)

全長29cm。頭から上面、翼の上面、尾は黒褐色。腹は白色で黒褐色の太い点がつながった縦斑があります。フクロウの仲間で、本種もオスよりもメスが大きい体です。アジアに分布していて、日本では夏鳥です。全国に分布していますが個体数は多くありません。大木の樹洞を巣にすることが多いので、山地の林で見るよりは、街の中の神社・仏閣の樹林、時には街路樹などで見ることの多い種です。昆虫類を主食にしていて、街灯に飛来する虫を捕えているのをよく見かけます。「ホッホウ ホッホウ」と二声ずつ繰り返しさえずります。飛行姿は尾が長いこともあり、タカの仲間かと思うこともありますが、頭が丸く、首が短いのでフクロウの仲間であることがわかります。
大正八年に青山の電車通りに転居した日本の鳥類学者、内田清之助先生は、その後三十年、毎年四月下旬にアオバズクのさえずりを聞いていたそうです。空襲で焼け出されて数年、戦後元に戻るとやはり4月下旬にさえずりが聞こえたと書いています。東京でも当たり前の鳥だったことがわかります。青葉の萌える頃に渡来するので、この名がつけられたのでしょう。


2020.05.30 16:29 | 固定リンク | 未分類

- CafeLog -