カイツブリ
2020.02.16
キリキリと 水面に一閃 かいつぶり       光彦




全長26cm。夏羽では首は赤茶色、冬羽では黄茶色となる。足には各指にみずかきがあり、潜水は大得意で、足だけで泳ぐ、小魚、ザリガニ、エビ類、大きな水生昆虫などを食べている。日本では全国の湖や川に分布している。

水ぬるむ春、池や沼や湖で、そこに浮いていたかと思うとアッという間にもぐってしまい、あちらの方でポッカリ浮かびあがる潜水の名手。カモなどと一緒にいると、カモの子供に見られてしまうことがあるが、カイツブリの親鳥である。水草を積み重ねて水面に浮巣をつくり、夏のはじめ、綿毛のようなヒナを連れて泳いでいる光景を見かける。
2020.02.16 09:11 | 固定リンク | 未分類
鶯(うぐいす)
2020.02.14
うぐいすや弾むリフトの異邦人       光彦

松山城の観光用リフトの下には並行する坂道がありその周辺の藪ではそろそろ鶯がなきはじめます。
2020.02.14 13:04 | 固定リンク | 未分類
コブシガニ
2020.02.14
水ぬるみ恋に目覚めるコブシガニ       光彦

2020.02.14 11:12 | 固定リンク | 新しい季語
ハゼ釣り
2020.02.13
鯊(はぜ)釣りや昔とおなじ無人島      光彦

大潟湾を囲む細長い島が長島という無人島である。戦後しばらくは人が住んでいたのは確かである。
2020.02.13 17:17 | 固定リンク | 未分類
椿の蜜を吸う
2020.02.12
蜜吸へばメジロとなりし気分かな       光彦

家の前が大潟湾、そして背後には八釼山があった。私は里海だけでなくその里山でも一人でよく遊んだ。山には春先からヤブツバキの花が咲き誇りかぐわしい匂いを放っていた。いつしかメジロの真似をして蜜を吸ってみたら驚くほど甘美であった。
2020.02.12 15:00 | 固定リンク | 新しい季語
アサリを掘る
2020.02.12
春近し少年夢中で掘るアサリ       光彦

牡蠣の思い出と並ぶのがアサリ堀である。70年前のザクザクと掘ったあの感触は今でも鮮やかに残っている。懐かしい大潟湾の潮の香りと風景が眼に浮かぶ。
2020.02.12 14:51 | 固定リンク | 未分類
牡蠣の匂い
2020.02.12
70年前の牡蠣の匂いぞ懐かしき       光彦

子供のころ春が近づいてくると家の前に干潟が現れるのだった。私は幼少のころから干潟で遊び馴染んでいた。あるとき、防波堤の石垣についていた牡蠣を小石で打ってみたら一瞬美味しそうな匂いが牡蠣から放たれたのであった。その香りは今でも言い表しようがないが、目隠しをして香がされたとしても直ぐに「この匂いは牡蠣だ」と言うだろう。
2020.02.12 14:37 | 固定リンク | 新しい季語
鮟鱇(あんこう)
2020.02.11
鮟鱇をくれた婦人は今いずこ      光彦

鮟鱇とは

鮟鱇と言われてパッと思いつくのがチョウチンアンコウの人も多いかと思われるが、日本においては主に食用のアンコウ科のことを言う。日本で食用とされるアンコウ科の種は主にキアンコウ(ホンアンコウ)とアンコウ(クツアンコウ)があるが、前者がメジャー。キアンコウの方が市場ではアンコウと呼ばれることが多く紛らわしいことになっている。チョウチンアンコウ科とアンコウ科は同じアンコウ目に属するものの、かなり異なった生態をしている(共通点もあるが)。鉱物の輝安鉱とは無関係。
比較的深い海底に棲んでおり、底引き網で漁獲される。
見た目はエグいが、美味で栄養価も高い高級魚として知られる。
基本的に冬が旬の季節であることもあって、鍋にして食べるのが有名。
2020.02.11 18:55 | 固定リンク | 未分類
アオサ(石蓴)
2020.02.10
アオサは潮の満ち引きのある浅瀬の岩などに付着して繁殖する緑色の薄膜状の海藻である。

したたかにゆらゆら揺れる石蓴(アオサ)かな     光彦
2020.02.10 09:56 | 固定リンク | 新しい季語
春近し
2020.02.09
ヤドカリの視線緩みて春近し    光彦
2020.02.09 17:59 | 固定リンク | 未分類

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