薫風(くんぷう、初夏の季語)
2020.04.29
鈴の音や 最御崎寺の 風薫る       光彦



■最御崎寺(ほつみさきじ)は、高知県室戸市室戸岬町にある真言宗豊山派の寺院。室戸山(むろとざん)、明星院(みょうじょういん)と号す。本尊は虚空蔵菩薩。四国八十八箇所霊場の第二十四番札所であり、土佐で最初の札所である。
2020.04.29 17:38 | 固定リンク | 新しい季語
かしわ餅
2020.04.28
かしわ餅 食えば衵の 松かおる       光彦

■四国等、関西地方の一部では、サルトリイバラの若葉をかしわ餅の葉っぱと呼び、米粉を蒸して作った餅菓子を包み「かしわ餅」と呼んでいる。衵(あこめ)は徳島県阿南市大潟町にある浜辺の名称。

2020.04.28 09:29 | 固定リンク | 新しい季語
蓬(よもぎ)
2020.04.28
よもぎ餅 食えば広がる おらが海     光彦

■蓬(よもぎ)とは
日本のどこにでも見られる野草の一種である。日本在来種であるが、もともとは中央アジアの乾燥地帯が原産と考えられている。日本の本州・四国・九州・小笠原に分布する。
山野の草地、道ばたに自生する多年草。繁殖力が強く、いたるところでふつうに見られ、地下茎を伸ばして増え、集団を作る。まだ寒い早春のうちから、他の植物に先駆けて白銀色の産毛をまとったロゼット状の若芽を出して冬越しする。
2020.04.28 08:54 | 固定リンク | 未分類
夏めく(初夏の季語)
2020.04.27


夏めくや 歓声ひびく 地引網      光彦

■北の脇は徳島県阿南市の海水浴場、海開きは七月で程遠いが、五月になれば日差しが一段と強くなり、人々は裸足で地引網を引いたりして遊ぶのであった。
2020.04.27 17:46 | 固定リンク | 未分類
熊穴を出づ(仲春の季語)
2020.04.26
荒磯や 穴出し熊の 足あらふ      光彦

■知床のざれ磯に子熊を連れた母熊が餌を探しにやってきた。
2020.04.26 14:48 | 固定リンク | 未分類
若駒(わかごま、晩春の季語)
2020.04.26
若駒の 瞳に青き 日本海     光彦

■若駒は子馬のこと、母馬は春に妊娠し、翌春に出産する。
2020.04.26 14:32 | 固定リンク | 未分類
壺焼き(サザエのつぼ焼きのこと、春の季語)
2020.04.25
つぼ焼きや 正座して待つ 子連れ猫       光彦
2020.04.25 16:39 | 固定リンク | 未分類
若緑
2020.04.25
橘の SL懐かし 若みどり       光彦

JR四国の牟岐線阿波橘駅は無人駅である。プラットフォームの近くには美しい松の芯が青空に向かって伸びていた。70年前に蒸気機関車の見学に行った駅である。

■若緑は松の新芽のこと、晩春の季語である。
2020.04.25 10:16 | 固定リンク | 未分類
梨の花(晩春の季語)
2020.04.25
久々の 津吉の里や 梨の花       光彦


■五月まじかの青空の下、純白の梨の花が輝いています。
2020.04.25 10:06 | 固定リンク | 新しい季語
蜃気楼(しんきろう、晩春の季語)
2020.04.24
潮かおる 水平線に 蜃気楼    光彦

■瀬戸内海の浜辺に立てば対岸の和歌山の蜃気楼が見えることがあった。
2020.04.24 16:47 | 固定リンク | 未分類

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