タイサンボクの花(夏の季語)
2020.06.09
花咲けど 休学中ぞな タイサンボク   光彦



■新型コロナショックで、休学中の愛媛大学の校庭で、巨大なタイサンボクの花が、秘かに咲いていました。  
2020.06.09 15:22 | 固定リンク | 新しい季語
巣立ち鳥(初夏の季語)
2020.06.05
あどけなくも 不意に消え去る  巣立ち鳥     光彦

■数十年前の思い出だが、社宅の屋上で体操をしていたら、カラスの子供らしいのが近づいてきた。
珍しいので家にかくまい、もてなし(餌や水を与え)たりして、数日一緒に過ごしたが、やがて、ある日不意に居なくなっていたのであった。

いつまでも共に過ごすのはいかんと、幼いながらも自覚していたのだろうか、今でも鮮明に覚えているのは実に珍しい体験であったからである。
2020.06.05 02:36 | 固定リンク | 新しい季語
夏の蜂(夏の季語、単に蜂としたら春の季語となるので注意)
2020.06.04
行方知れず 戻ってこない 夏の蜂     光彦

■3階のベランダの植木(パキラ)に毎日遊びに来ていた蜂がぱったり来なくなった。蜂の命は短命というから息絶えたのであろうか。少し寂しい気がする。

2020.06.04 16:16 | 固定リンク | 未分類
梅雨入り(夏の季語)
2020.06.01
梅雨入りや 自粛緩和の エアポート       光彦 

■令和2年5月31日、四国地方は梅雨入りしました。
2020.06.01 21:19 | 固定リンク | 新しい季語
時鳥(ホトトギス:夏の季語、時鳥とも書く)
2020.06.01
ホトトギス 未明の伊予に 戻りけり     光彦

■未明の松山の自宅の枕もとで懐かしい声を聴いた。時鳥である。毎年今頃やってくる。それも深夜から未明にかけての一時である。忙しそうに城山の麓の樹木を移動しながら自分の存在を告げてゆくのである。
2020.06.01 05:19 | 固定リンク | 新しい季語
木苺(キイチゴ:夏の季語)
2020.05.31
終戦後 土塀越えたる 苺かな     光彦



■私が育った大潟の家の片隅に毎年梅雨入りころに黄色く熟すいちご(木苺)があった。今思えば先祖の誰かが植えたものではないかと思われる。

□木苺とは

四国の太平洋岸の山野に自生する黄実の木苺。甘酸っぱい野性味のある味がする。、庭に植えられることも多い。よく枝分かれし、はじめはとげがあるが、だんだんとげが少なくなる。4~5月に白い花を咲かせ、その後つく実は直径約1~2cm程度になる。どんな環境下でも元気に育つ。

2020.05.31 01:00 | 固定リンク | 未分類
草苺(くさいちご:夏の季語)
2020.05.30
機関車の 消えた鉄路に 草いちご     光彦



■草苺とは

バラ科の草状の低木。山野に生え、高さ20~60センチ。茎にはまばらにとげがあり、葉は羽状複葉で長い柄がある。春、白い花をつけ、実は熟すと赤くなり、食べられる。わせいちご。なべいちご。

2020.05.30 20:33 | 固定リンク | 新しい季語
オオヨシキリ(夏の季語)
2020.05.30
朝の池 あちらこちらで ギョギョシ     光彦




■オオヨシキリとは(日本野鳥百科、サントリー)

全長18.5cm。頭から背、翼の上面、尾の上面は淡褐色をしています。下面は黄白色。口元にひげがあります。腰は淡色。「ギョギョシ ギョギョシ ギョギョシ」あるいは「ケケス ケケス カイカイシ」などと聞こえる大きな声。多数がさえずっていると暑苦しいし、うるさいとさえ思うことがあります。アジア大陸の中緯度で繁殖し、冬期は熱帯地域へ渡ります。日本では全国で繁殖する夏鳥ですが、沖縄地方では渡りのみ。数本のヨシを束ねてお椀型の巣をつくります。一夫多妻性で、同時期ではありませんが、オスの周辺にメスが巣をつくり、抱卵、育雛します。一夫五妻の例も知られています。カッコウに託卵されることも多いことで有名。河川、池沼、海岸などの水辺に広がる葭原に生息しています。山本周五郎の「青べか物語」のなかに「ケケチ」の一文があります。浦安の昔の風景がよく描かれています。

2020.05.30 16:52 | 固定リンク | 未分類
アオバズク(夏の季語)
2020.05.30
アオバズク 休眠中の 天守閣     光彦

■アオバズクが宵闇の中で「ほう、ほう」と鳴いています。コロナショックで天守閣は休業中でした。



□アオバズクとは(日本の野鳥百科、サントリー)

全長29cm。頭から上面、翼の上面、尾は黒褐色。腹は白色で黒褐色の太い点がつながった縦斑があります。フクロウの仲間で、本種もオスよりもメスが大きい体です。アジアに分布していて、日本では夏鳥です。全国に分布していますが個体数は多くありません。大木の樹洞を巣にすることが多いので、山地の林で見るよりは、街の中の神社・仏閣の樹林、時には街路樹などで見ることの多い種です。昆虫類を主食にしていて、街灯に飛来する虫を捕えているのをよく見かけます。「ホッホウ ホッホウ」と二声ずつ繰り返しさえずります。飛行姿は尾が長いこともあり、タカの仲間かと思うこともありますが、頭が丸く、首が短いのでフクロウの仲間であることがわかります。
大正八年に青山の電車通りに転居した日本の鳥類学者、内田清之助先生は、その後三十年、毎年四月下旬にアオバズクのさえずりを聞いていたそうです。空襲で焼け出されて数年、戦後元に戻るとやはり4月下旬にさえずりが聞こえたと書いています。東京でも当たり前の鳥だったことがわかります。青葉の萌える頃に渡来するので、この名がつけられたのでしょう。


2020.05.30 16:29 | 固定リンク | 未分類
郭公(カッコウ:夏の季語)
2020.05.30
郭公や コーヒー準備中 山の朝    光彦

■キャンプの朝の親子の風景、父親がコーヒーを準備していたらカッコウの声が聞こえてきました。
2020.05.30 15:33 | 固定リンク | 新しい季語

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