ヒメイチ(ヒメジ)
2020.02.19
大潟のヒメイチ焼けば猫きたる       光彦

ヒメイチは瀬戸内海の海底に棲む魚の一種、大きさは10cm前後で骨っぽいからか魚屋などではめったに売られていないが、漁村では漁師が近所におすそ分けしている。いただいた家では干物にして七輪で焼いて食べていた。これが焼くと香ばしい匂いがするし味も良かった。
2020.02.19 13:10 | 固定リンク | 新しい季語
冬の海
2020.02.18
巡行船の音遠ざかる冬の海       光彦
2020.02.18 13:58 | 固定リンク | 新しい季語
山眠る
2020.02.18
埋もれた無縁仏の山眠る       光彦
2020.02.18 13:29 | 固定リンク | 新しい季語
コブシガニ
2020.02.14
水ぬるみ恋に目覚めるコブシガニ       光彦

2020.02.14 11:12 | 固定リンク | 新しい季語
椿の蜜を吸う
2020.02.12
蜜吸へばメジロとなりし気分かな       光彦

家の前が大潟湾、そして背後には八釼山があった。私は里海だけでなくその里山でも一人でよく遊んだ。山には春先からヤブツバキの花が咲き誇りかぐわしい匂いを放っていた。いつしかメジロの真似をして蜜を吸ってみたら驚くほど甘美であった。
2020.02.12 15:00 | 固定リンク | 新しい季語
牡蠣の匂い
2020.02.12
70年前の牡蠣の匂いぞ懐かしき       光彦

子供のころ春が近づいてくると家の前に干潟が現れるのだった。私は幼少のころから干潟で遊び馴染んでいた。あるとき、防波堤の石垣についていた牡蠣を小石で打ってみたら一瞬美味しそうな匂いが牡蠣から放たれたのであった。その香りは今でも言い表しようがないが、目隠しをして香がされたとしても直ぐに「この匂いは牡蠣だ」と言うだろう。
2020.02.12 14:37 | 固定リンク | 新しい季語
アオサ(石蓴)
2020.02.10
アオサは潮の満ち引きのある浅瀬の岩などに付着して繁殖する緑色の薄膜状の海藻である。

したたかにゆらゆら揺れる石蓴(アオサ)かな     光彦
2020.02.10 09:56 | 固定リンク | 新しい季語
牡蠣
2020.02.08
牡蠣打てば古墳時代の匂いする     光彦

2020.02.08 15:52 | 固定リンク | 新しい季語
冬イチゴ
2020.01.30


バラ科キイチゴ属の常緑匍匐性の小低木である。
つる植物のように匍匐して地表を這い高さはせいぜい30 cm。別名は「カンイチゴ」。

葉は丸っこく、浅く3裂する。葉表は緑色かやや褐色がかった緑でツヤがあり、
縁には細かい鋸歯がある。裏面には細かい毛がある。葉は互生する。

花期は9月から10月で葉腋から花茎を出し、穂状に花弁が5枚の白い花を数個つける。
晩秋から一ヶ月かけて赤い果実がなり、11月から1月のころに熟す。
いわゆる木苺の形で、食用となる。木苺としては旨い方である。
多くの木苺類は夏に熟すが、フユイチゴは冬に熟することが和名の由来である。

ふゆ苺ぽつんと光る無人島   光彦
2020.01.30 18:01 | 固定リンク | 新しい季語
冴ゆる
2020.01.28
凜とした寒さが際立つ感じ、寒さが一層増す感じ、などを表す語。冬の季語。
2020.01.28 15:29 | 固定リンク | 新しい季語

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